本記事では、第2部:私的成功 に引き続いて、副業に必要なマインドセットとして、「7つの習慣」の考え方を紹介していきます。本記事を読み進めて、「7つの習慣」を熟読したいと思っていただければ幸いです。
本記事を読む前に、下記の記事を読むことをお勧めします。
「7つの習慣」の公的成功
今回紹介するのは、「7つの習慣」の後半の習慣で、公的成功を目的とする、第4~第6の習慣です。
公的成功とは?
「公的成功」とは、他の人と有意義な関係を築き、協調することで、自分一人だけよりは効果的な結果をだすことができることである。
ただし、「私的成功」(第1~第3の習慣)による人格の成長なくしては「公的成功」(第4~第6の習慣)はなしえないのである。
つまり、あなたが、私的成功により「依存」の状態から「自立」できた状態になってから、さらに「相互依存」できる状態へと成長していくわけである。
これから「自立」から「相互依存」へ成長の階段をあがるのです。
「7つの習慣」の各習慣の紹介:公的成功編
第4の習慣:Win-Winを考える【公的成功】
「Win-Winを考える」
この第一の習慣は、他の全ての習慣の基礎となるものです。
Win-Win とは
協力しあう人間関係において、お互いになんらかのプラスとなる結果をみつけようとする考え方や姿勢の事です。
自分も勝って(Win)、相手も勝つ(Win)!
他人との関係は、競争至上主義の考え方の上で、どちらかが勝つか負けるかとなりがちです。
しかし、Win-Winでは、関係者全員が勝者となれる事です。そのために、私の考えでも他人の考えでもない、第3の案として、もっと高レベルのアイデアを編み出す事も求められます。
また、話し合いしてもどうしてもWin-Winが困難であるという場合は、No Deal(お互いフェアに取引なしとする)を選択する事も得策です。
Win-Winの考え方は、よくビジネスの場で活用されます。
| (例1)あなたが顧客に商品を売る場合 |
|---|
| ”私には商品売買の利益が得られる。商品を買った顧客にも、商品を使う事で相当のメリットが得られる” という事です。 これが、詐欺まがいの商品を売る、価値以上の高額で売る、となると、Win-Winではなく、Win-Loseになってしまいます。 |
| (例2)家族で好きなテレビ番組をみたい場合 |
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| 家族で、同じ時間帯にそれぞれが好きなテレビ番組をみたいときはどうしますか? 家族内では家長である父親の意向で、テレビ番組を決めてしまう、なんてことでは他の人には不満が残ります。そこで、第3の案が必要となります。 例えば、他の時間帯の見たい番組を含めて、それぞれがどの時間帯で優先権をとるのかを決めるとか。どうしても決まらなければ、その時は、みんながテレビをみるのをあきらめる(No Dealという選択)というのもアリなのです。 |
ただし、Win-Winだからといって、表向きでみんなが勝つ必要はないと思います。例えば、相手に勝ちを譲って、その代わり貸しを作ったと思えれば、やはり最終的にはWin-Winになるでしょう。
それでは、「Win-Win」ためには
「Win-Win」にするためには、5つの面を考えて行動するべきなのです。
「人格」を成長させて、それを土台に相手と「人間関係」を築いてから、Win-Winの中身の業務内容の「協定」を結ぶ。そして、協定をもとに、作業を円滑に行うための「システム」を構築し、結果をだすための手順である「プロセス」を明確にする。
この5つの側面の中で、Win-Winにするために特に重要なのが、
「人格」そして「人間関係」
だと思う。この側面は、第4のみならず第5、第6の習慣にも重要なものとなる。
「協定」、「システム」、「プロセス」は、特に組織において重要となるものとなる。
【Win-Winにするための5つの側面】
| 人格 | Win-Winの土台。人格には3つの特徴(誠実、成熟、豊かさマインド)があり、これらを成長させる必要がある。 |
| 人間関係 | 人格の土台ができてから、お互いが信頼しあえる人間関係を築く。 |
| 協定 | 人間関係が築ければ、Win-Winの内容を決めて、業務の合意事項を示した協定を結ぶ。例えば、業務契約や、パートナーシップ協定と呼ばれる。 |
| システム | Win-Winを実行するための仕組みを作る。例えば、報酬、教育体制などを充実させていく。 |
| プロセス | Win-Winの結果をだすための具体的な方法や手順を決める。 |
この第4の習慣ができるようになるためには、次の第5の習慣も必要となるのです。つまり、 上記の「人格」を成長させて、それを土台に相手と「人間関係」を築くための必要なプロセスが、第5の習慣となるのです。
第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される【公的成功】
「まず理解に徹し、そして理解される」
まずは、相手をひたすら理解する。その姿勢により、相手はあなたを信用して心を開くようになり、その結果、相手もあなたを理解しようとするのである。
つまりこの「第5の習慣」は以下の2つの順番で構成される
- 「まずは理解に徹する」・・・あなたが相手を理解しようとする
- 「そして理解される」・・・相手があなたを理解するようになる
「まずは理解に徹する」ためには
「まずは理解に徹する」ためには、
「共感による傾聴」
が必要である。
「共感による傾聴」とは
私たちの「聞く」姿勢は、通常は以下の4つのレベルである。
| Lev1:最低レベル | 相手を無視 | 話をまったく聞かない。 |
| Lev2 | 聞くふりをする | あいづちはうつがほとんど聞いていない |
| Lev3 | 選択的に聞く | 話の一部だけ聞く |
| Lev4 | 注意して聞く | 集中して相手の話を聞く |
| Lev5:最高レベル | 共感による傾聴 | 相手の身になって聴く |
「共感による傾聴」とは、相手の視点に立って相手を理解しようと聴くことである。
「共感による傾聴」の方法は、
- 相手の視点に立ってみる。
- 耳だけでなく、目と心も使って聴く。
「共感による傾聴」により、相手は”理解されたい”という心理的欲求を満たされるので、あなたを信頼するようになり、心を開くのである。
ありがちな、間違った聴く姿勢
”相手の視点に立って聴く”というと、自分もちゃんとやっているよと思うかもしれない。でも、次のような反応をしていないだろうか?
自分の過去の経験を相手の話に重ね合わせてしまう(自叙伝的な反応という)。
つまり、自分の経験や心理・行動を基にして、相手を評価したり、質問したり、助言したり、相手の行動を説明したりしていないだろうか?
また、自分でもう理解したつもりになって、相手の話が終わらないうちに、相手に反応したりしていないだろうか?
相手よりも自分の視点を優先させている結果であり、これでは、「相手の視点にたって聴く」ことになっていないのである。
「共感による傾聴」の具体的なテクニックについては、やはり「7つの習慣」の原著を熟読することをお勧めします。
「そして理解される」とは
先述したように、「共感による傾聴」で「理解に徹する」ができれば、相手にもあなたの事が理解されやすくなる。
「そして理解される」ことに必要なのは、「理解に徹する」事ができたならば、
相手の見方(パラダイム)や関心事への理解に沿う形で、自分の考えを筋道を立てて表現し、はっきりとわかりやすく表現(プレゼンテーション)する事である。
第6の習慣:シナジーを創り出す
「シナジーを創り出す」
相手と相互依存の関係になって協働することで相乗効果(シナジー)を生み出す事です。1+1>2 という事ですね。
相乗効果により、新たな考えを創り出す(創造する)事ができるようになります。
シナジー(相乗効果)を創り出すとは
他者の考えを理解できれば(第5の習慣)、相手の見方という、あなたにとっては新しい考え方を吹き込まれることになり、あなたの頭と心が解放されて、あなたからも別の新しい発想ができるようになる。
まとめ
以上が、「7つの習慣」のうちの最初の公的成功のための3つの習慣について、概要を説明しました。
第1部(導入部)
第2部(私的成功)
第3部(公的成功):本記事
第4部(最終章:第7の習慣)
今回説明した、公的成功は、あくまでも「私的成功」の土台の上にあるものです。「私的成功」を完璧にこなす必要はありませんが、理解しながら「公的成功」の望んで下さい。

